Humming Bird

つらつらと…

いつか

夕焼け空 茜雲  
川沿いの ゆるやかにカーブした道
君と共に歩く

やさしい風が 頬をなで  
どこからか 温かい夕餉の匂いがする

カメラ片手に さっきまで饒舌だった君
ふと気づくと そこに君はいない
行き場のなくなった 僕の言葉だけが
虚しく空中に浮かんでる

君はときどき 僕の存在を忘れてしまう
僕の側からいなくなってしまう

君はときどき きまぐれに僕の前にあらわれて
きまぐれに 君の世界にかえっていく

いつしか そんなことにも慣れてしまった

分厚く高い壁に覆われた 君だけの世界

いつか 僕もその入口に たどり着くことができるだろうか
足を踏み入れることを 許される日がくるだろうか

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